車載製品の生産を開始して10年が経過し、これまで独自の品質管理プログラム「P.D.E.System」を基本に生産をしてきましたが、車載系導入イベントを融合することにより、よりいっそう確固たる品質で納品することができるようになりました。
また自社開発の生産装置や自動機の導入により、安定した製品を送り出すことが可能になり、表面/挿入実装によるLEDランプ搭載基板や、冷凍車ユニットを送り出しています。
LEDなどの発光体の輝度や発光色を検査する測定器は非常に高額であり、簡易的なセンサでは 直接的に測定できない、数値管理できないなどの問題がありました。当社では、LEDの検査需要の高まりから、高輝度発光体であっても輝度、発光色を即座に、しかも双方を独立的に測定可能な光センサユニットを完成し実用化しました。
更に、改良品(Ver.2)の開発と専用の取付けブラケットも用意し、同じ性能を維持しながら、コストと組み込み時の作業性を大幅に改善いたしました。
自動車の塗装色はソリッド系から、パール系、メタリック系が主流となっており、その性質から色の管理が非常に困難になっています。弊社では画像処理技術を用い、3角度から捉えた塗装面のイメージを同時に処理する事で測定時間を短縮し、色以外の要素も分析することで、パール系、メタリック系特有の光輝材による見え方の変化を捉えられるセンサの開発に成功し、人の眼に近い判定ができるセンサを提案いたします。
近年、高精度なものづくりが求められており、プリント基板も例外ではなく、例えば発光体であるLEDは搭載位置が光軸に大きく影響することから高精度な搭載が求められています。弊社では複数のLEDの発光体の位置を検出し、全てのLEDの位置精度を満たす座標を算出し、後から基準穴加工をする工法、及び装置の開発に成功しました。